- しょうろ
- I
しょうろ〔中世・近世語〕(1)人のふみおこなうべき正しい道。 正道。
「兵権をあづかる人として~を踏まざらんに/正統記(後嵯峨)」
(2)正道をはずれないこと。 正直なさま。II「~ナヒト/日葡」
しょうろ【捷路】ちかみち。 はやみち。 捷径。III「~を貪りて, 一道の渓流を徒渉し/日光山の奥(花袋)」
しょうろ【松露】(1)担子菌類腹菌目のきのこ。 四, 五月頃海浜の松林の下の砂中に生える。 直径1~5センチメートルの球状で, 色ははじめ白色, 掘り出すと淡黄褐色になる。 特有の松の香りがあり, 吸い物の種などにする。 ﹝季﹞春。(2)松の葉におく露。IVしょうろ【樵路】杣人(ソマビト)の通う山路。Vしょうろ【衝路】(1)敵の攻めてくるみちすじ。(2)物事の要(カナメ)となるところ。 要衝。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.